会社に行きたくないあなたへ

心理カウンセラーとして100人以上のうつ病回復をお手伝いしてきました。「会社に行きたくない」あなたへお伝えしたいコトを書いていきます。

会社に行きたくないのは当たり前

「世の中に楽な仕事はない」と、私は子供のころから親に教えられてきました。社会人になって、毎日毎日仕事に追われるつらいサラリーマンを経験し、その言葉をかみしめながら頑張った結果、精神的に追い詰められうつ状態になりました。休むことは甘えだと思い、毎朝吐き気に襲われながら、義務感だけでギリギリの状態でかろうじて出社していました。

なぜこんなにも会社にいくのが嫌なのだろうとずっと考えていました。上司や同僚に合うだけでも苦痛でした。その一方で、楽しそうに仕事をする人を見ては、あの人と私は人種が違うんだと思っていました。

 

10年以上の長いうつ状態から復帰した今でははっきりと言えますが、「みんな同じ」です。ある一定の人だけ人種が違うなんていうことはありません。

 

では何が違うか。私はうつ状態を抱えているとき毎日ずっとこう思っていました。

「人に迷惑をかけないよう、仕事のノルマはしっかり守ろう」

「自分だけわがまま言って休んだり、自分勝手な理由で職場に穴をあけてはいけない」

「職場の飲み会は嫌いだけれど、断ると変な空気になるから我慢して参加しよう」

「こんなに無理して頑張っているのに、給料も変わらず、全然報われない」

 

うつ状態の時は、甘えを捨てて、自分を追い詰めることばかりを毎日考えていたんです。間違っても「私は会社が好き。毎日会社に行きたい。」なんていうことを考えるわけがない。

自分を甘やかすことができない思考回路だから、会社に行きたくないのは当たり前なんです。

 

私がそこからどうやって脱出したか、まずは上司や他人の物差しにとらわれず、「自分の感覚が正しい」ということを自分自身で認めることでした。自分の甘えをなくすのではなく、徹底してその甘えに乗っかってみようとしました。

何より大切なのは自分が一番自分に甘くなること。自分を徹底的に甘やかすのです。

 

自分を甘やかした結果、先ほどの自分でも嫌になるような愚痴をどう変換するのかというと。

「人に迷惑をかけないよう、仕事のノルマはしっかり守ろう」
→人に迷惑をかけていいから自分のペースで仕事しよう。

「自分だけわがまま言って休んだり、自分勝手な理由で職場に穴をあけてはいけない」
→人が頑張っていようが関係ない。頑張れる人が頑張ればよい。

「職場の飲み会は嫌いだけれど、断ると変な空気になるから我慢して参加しよう」
→行きたくない飲み会は行かない。時間とお金がもったいない。

「こんなに無理して頑張っているのに、給料も変わらず、全然報われない」
→報われないんだから、頑張らない。

 

このようなことを実践した結果、職場の環境がとても居心地の良いものに変わりました。と同時に、他人は自分が思うほど人のことを気にしていないんだなということもわかりました。

徹底的に自分に甘くした結果、10年以上も続いたうつ症状は今ではほとんど発症しなくなりました。


うつを克服するカギは何といっても、自分の行動・性格を全て許すことに尽きます。好き勝手に生きていいのです。日本の会社はそんなに簡単に社員をクビにしたりしません。(というかできません)


私がうつ病の時は、本当に死にたいと何度も思っていましたが、好き勝手に生きても良いと分かったとき、とても清々しい気持ちになったことを覚えています。

 

自分ファーストを貫きましょう。
「世の中そんなに甘くない」のではなく、「世の中は予想以上に甘い」んです。