会社に行きたくないあなたへ

心理カウンセラーとして100人以上のうつ病回復をお手伝いしてきました。「会社に行きたくない」あなたへお伝えしたいコトを書いていきます。

仕事を休めないと決めているのは自分

私がうつ病でどん底だったころ、毎日疲れていました。何か特別な疲れるようなことをしているわけではないのにです。具体的に言うと、朝起きた瞬間から疲れていました。むしろ朝起きた瞬間(これから仕事に行かないといけない瞬間)が最も疲れていました。

この疲れはたまの休みにゆっくり睡眠をとったからと言ってとれるものではありませんでした。休んでも休んでも、とにかく常に疲れていたのです。

 

疲れていた私が考えるのはいつも「仕事を休みたい」ということ、でも即座に「仕事を休めない」と自分で否定します。

仕事を休めない理由はもちろんいろいろあります。「どうしても今日やらなければならない打ち合わせがある」、「今日提出期限の書類がある」などなど。そして吐き気と息苦しさを感じながら出勤していました。

 

ある日、風邪をこじらせてしまい、朝本当につらかった日がありました。その日は大事な打ち合わせの日です。書類はすでに作成済みですが、どうやって得意先にその資料の説明をするかは自分しか分かっていません。

 

そう、「自分にしか分かっていない」から仕事を休めないと思っていました。
そう勘違いしていました。

 

本当につらかったので、上司に電話したところ、「了解。お大事に。資料は私から説明しておくよ。」とあっさり言われました。

「え?大丈夫なの?」と思いましたが、よくよく考えれば当たり前のことです。

仕事は組織で行っています。大事な打ち合わせの書類であればあるほど上司との調整を重ねながら、また関係部署との調整を重ねながら作り上げています。

 

何が言いたいかというと、仕事の担当はもちろん私ですが、組織である以上「私しか知らないこと」などあるはずがないのです。
(つまり日頃から他人に仕事の確認をお願いしておくなど、「迷惑をかけておく」ことが非常に重要になってきます)

もちろん私が頭でイメージしているものと全く同じ説明はできません。でもそれをする必要もないのです。会社として打ち合わせがうまく進みさえすれば。
結果、打ち合わせは無事に終わり、特に支障も発生しませんでした。

 

今思うと、うつになりながらも私は上司に恵まれていたんだなと思います。うつ病はそれすらも見えなくしてしまう病気なんです。

 

うつを脱した今であればこう思います。組織で仕事をしている以上、社員が一人休んだくらいで会社が傾くことはない。もし、社員一人が休んだだけで傾くような会社であれば、もともとつぶれています。

 

結局「仕事を休めない」と決定しているのは自分なんです。つらいなら、休んで他力(他人の力)を使いましょうよ。

あなたも、他の人が休んだ時にフォローに回ったことはないですか?
お互い様なんですからもっと他人に迷惑をかけましょうよ。

 

「自分は相手の迷惑を受け付ける。でも自分は他人には迷惑をかけたくない。」

 

これが実践できるのは神様仏さまです。
つらいときは電話をかけて「休みます」と一言言ってください。一日好きに過ごしてください。自分を甘やかしてください。

 

そして、これが一番大事なのですが、「迷惑をかけてしまって申し訳ない」という罪悪感を感じる必要は一切ありません。本当に「一切」必要ありません。

 

それが組織です。それが会社です。「他人に迷惑をかけられる」ということは、自営業ではなきサラリーマンという職業の「最大のメリット」です。「最大の特典」です。

あなたはサラリーマンになった瞬間に、他人に迷惑をかけていい権利を得ているのです。本当におめでとうございます。
罪悪感を感じることなく、思いっきり休んでください。

 

こんなことを書くと、「休んでも仕事が回っていくなんて、組織になくてもいい人間だけでしょう。」ということを言われる方がいます。

 

はっきり言いましょう。どんなに上司から期待されていようが、どんなに重要な仕事を抱えていようが、「みんな組織にとって、いなくなっても支障がない人間です」。
何度も言いますが、それが組織です。誰かがいなくても必ず組織は回っていきます。

 

自分は会社に必要な人間になるとか、小難しいことを考える必要はありません。

あなただけ負担を背負う必要は何もないんですよ。